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お店のファンが何より大事

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鈴木結女(ゆめ)

プロフィール

様々な飲食業に携わり、オーナー経験は今回の「bond」が初めて

秩父で出店してみて〜開店までの経緯

自分のお店をやろう、場所に合わせた経営をやろう、という決心まで

この秩父市起業支援プロジェクト:チャレンジショップ秩父のことを知り得てから、まず「こんなお店にしよう」というコンセプトを商工会議所の方をはじめ、同業者にも聞いてもらい、アドバイスをいただいきながら、「心の準備に時間をかけた」そうです。

2022年春には開店が決まり、「自分のお店をやろう、場所に合わせた経営をやろう」と、2022年9月に開店。開店当初は、新型コロナ感染症の影響や、立地からは観光客の利用は期待できないなど、懸念・不安は多かったとのこと。しかし思わぬ提案が……。

「LAMP」とのコラボ提案でスムーズな開店

昨年までのチャレンジショップ秩父の出店者、「LAMP」のオーナー鬼島さんが鈴木さんに、コラボを提案。これは「LAMP」のメニューと「bond」のメニューをお客様に提供し、アンケートをとり、それを参考にしつつ、「LAMP」のお客様にも「bond」の周知を図るという試み。これにより「開店もよりスムーズに行えたました」、とのこと。

秩父について思ったこと

秩父へ移住することにさほど不安はなく、「秩父は人が集まるところでは?」となんとなく想像。その後、秩父の状況をリサーチ。個人店が多く、大規模チェーン店の出店が少ない。小規模のお店が多く、「(お店の)個性が出しやすいのではないか」と。

そして観光客をターゲットにするのではなく、「小さいお店だからこそお客様の顔が見えて地域のお客様とつながろう」と。ちなみにそんなお店の優しい在り方からか、今では昼間は女性のお客様が多くいらっしゃるそうです。

SNS映えし、おいしさが伝わるメニュー〜「bond」の工夫

不安から自信へ〜お客様の美味しい!という声

秩父では珍しい、パンを使ったメニューをメインにしようと、お店の方向性を決めてたことから、まずは秩父でパン屋さんを探すことから始めたそうです。パン探しの試行錯誤の甲斐あり、「このパン美味しいね!」と声をかけられることもあるそうです。

その後は「お客様が来るのか?」という不安と、お客様が「bond」のメニューを食べた時、「美味しいと思ってくれるのか?」という不安が。しかし「美味しい!」という声が増えるにつれて、不安が自信になってきたとのこと。

SNSを意識したメニューにひと工夫

また当然のことSNSの対応にもひと工夫を。まず開店前から「メニュー勘案中!」という開店予告をし、お店では誰が撮っても「SNS映え」するメニューを工夫。色合い、ボリューム感等、おいしさが伝わる盛り付けを常に心がけているとか。それと併せてクッキーや器には「bond」のロゴを入れ、しっかり店名が映り込む仕掛けも。

何よりもSNSで見たお客様が「見た目だけじゃなく!美味しいよね!」と。そんな驚きの声がオーナーの鈴木さんの工夫の素晴らしさを裏付けているようです。

2年を振り返って〜今後のチャレンジャーへ

経営という観点から振り返る2年

開店に際し、お店の家賃は想定内、しかし初期費用がかからなかったことから自己資金+小規模事業者持続化補助金で「負担は最小限だった」とのことでした。

そして「私の場合、このチャレンジショップ秩父では利益はさほど多くありませんでした」とも。現在「秩父では例が少ないのでは、というマーケティング的な観点からモーニングメニューを提供(結構好評をいただいているとか)しているので「実際、仕事の拘束時間は長かったかな」、と。

何より大事なお店のファン〜今後もお客様目線で

しかしオーナーの鈴木さんにとっては「(お店に)ファンがついてくれたことが「何よりも大事な財産」で、そのファンの方々も「美味しいサンドイッチが好き」、「お店の雰囲気が好き」、「仲間とおしゃべりする生活の一部」と様々。そういったお客様と一緒にいられることを念頭に置き、今後のステップを計画中とのことです。

最後にこの取材を通して、このお店「bond」の存在がお客様と鈴木さんとの「つながり」(=絆=「bond」)を作ったのは間違いありません。さらにオーナー鈴木さんのお名前が「結女」さん。鈴木さんと秩父の人々の縁=「bond」もやはり「結ばれていた」と考えてしまいました。

インタビュー LAMP経営者:鬼島様
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